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 RUOTECLASSICHEによれば、かつて、フェラーリのF1ドライバーであったジル・ヴィルヌーヴの愛車フェラーリ308GTSが競売にかけられるそうだ。

5月12日にモンテカルロで行われるRMサザビーズオークションに出品される。シャーシNo.21371で、ナンバープレートはモデナMO439235だ。1978年10月30日に登録されている。ニキ・ラウダに替わってF1に乗ることになった若かりしヴィルヌーヴは1977年シーズンからスクデリーア・フェラーリに雇われ、この308GTSを委ねられた。

彼は、モンテカルロ在住でマラネッロまでの移動に308GTSを使用していたのだが、法定制限速度を守ることなく常に無謀な運転をしていたという。モンテカルロからマラネッロまでは距離にして435キロのところ2時間25分で記録だという。平均速度180キロにも達するスピードでアウトストラーダ走ったのだ。モデナ料金所を降りてマラネッロまでも交通量もコンテナ便なども多数あるにも関わらず。当時はまだオービスは無かった。彼はこの距離間の記録更新には意識していなかったが、常に急いで向かっていたようだ。緊急で呼び出されて2時間後には308GTSで、マラネッロに着くことに皆が唖然としたのである。

MAPで検索するとこの速さが如実に解る。距離は432キロなので誤差はわずか2キロ、経過時間は5時間2分だ。これをたったの半分の時間でマラネッロまで行ってしまうのだから、相当驚きの速さだ。308GTSも既に40年も前のフェラーリだが、平均180キロは当時でも出せたのだ。今や308系もクラシックの領域に突入しいているだが、値段はうなぎ登り。果たしてヴィルヌーヴの308GTSはいくらで落札されるのか?


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