筆者のところに来てから丁度1週間が過ぎたグレカーレ。
前回にも書いたが、やはりグレカーレは所詮SUVなので、どう見ても堂々としたグランツーリスモ的な走りにはなれない。ネックはやはり運転視界の高さと、AWDの走りに起因すると思われる。というか筆者からすればSUV初心者であり、かつ古くからのマセラティファンでもあるのだが、ではグレカーレもお気に入りになるのかと言われたら、今の段階ではそれはNOに近い。つまりその時代のマセラティが好きだった人は、一生そのマセラティは初恋の人であり、そこに各々のマセラティ像がつくられるのだ。結果筆者の基本はデトマソ時代の222がずっと基本にあるのだ。逆に言えば新たなSUVとしてのマセラティファンを沢山増えることは間違いないだろう。
さて、話はそれたがグレカーレは「あなたの日常を格別なものに。」と謳われている。筆者は毎日は乗っていないが、日常用の足としてどこまで使い勝手良いのか探求したいものだ。エンジンの始動は至って簡単だ。始動ボタンを押せば一発でかかる。そして各モニタに一気に現在のパフォーマンス状況が一目瞭然で判る。しかしこれは最初のうちは厄介だ。メータークラスタの中は丸でネオンサインの様に輝いている。それはまるで繁華街の如く豪華絢爛に輝く。小さなマークが10個以上は並べられ、1瞬で今のクルマの状況を判断しなければならない。やっとそれが慣れてきた。その情報を提供する画面がセンターに並べられた2つの巨大なモニターなのだが、最初にグレカーレを使用するのに必要なもは、実はスマホの画面を拭くクリーナ布だった。
なぜならご存知の通りグレカーレには2つの大きなモニターで、全てのスイッチはこのモニターから選んで、押すわけだ。ドライブして1時間もすれば、画面は指紋だらけとなる。これは流石にいかんと思い、急遽スマホやIpadの画面を拭くクリーナ布を常備することにした。