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2月14日に発表された新型イプシロンに以前からHFヴァージョンも追加される予定とされているが、早くも6月には、その詳細が判るかもしれない。

CEOのルカ・ナポリターノ氏は、6月に開催されるミッレ・ミリアに絡めて、新型イプシロンの全ラインナップ(BEVの他にハイブリッドもある)を公開すると示唆している。その中にHFヴァージョンも存在するのだ。

この新型イプシロンHFは、アバルトが現在開発中の600eに搭載されるEVパワートレーンと共有された240馬力を発揮するもので、現時点ではその他の技術的な詳細は明らかにされていないが、より魅力的な運転体験を提供するために、Perfo-eCMPと呼ばれるCMPプラットフォームの修正版が使用されると予想されている。
今回発表されたイプシロン・カッシーナ仕様より車高は低くなり、さらにトレッドも50mm程広げられるようだ。

また、6月のミッレ・ミリアに合わせて発表されるイプシロンのラインナップの他に、2年後に登場するガンマ、さらに2年後に登場予定のデルタについても、何らかのプロジェクトが明らかにされるかもしれないという。ますます、ランチアに目が離せなくなっている。新形イプシロンによって、復活の狼煙をあげた名門ランチアは、かつてのようにラリー界で活躍したように、元気になって欲しものだ。


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