【マルサーラでの熱狂:トリブート・フェラーリとラリー本隊のウォッチ】
タルガ・フローリオ15日の行程、ランチ会場となったのは美しい港町マルサーラ。マルサーラはシチリア島のほぼ西の端である。風景は北イタリアの落ち着いた街、トスカーナの緩やかな丘陵などはどこにもない。対岸はチュニジアなので、アフリカのような砂漠的な雰囲気と家々が続く、イタリアにはとても見えない。地図を最下段にあるので参照いただきたい。



ここでは、モダンフェラーリと歴史あるクラシックカーの祭典を間近で楽しむ絶好のチャンスなのだ。


会場周辺には、優美な佇まいをみせる「トリブート・フェラーリ(Tributo Ferrari)」のモダン・フェラーリ群や、歴史のロマンを感じさせるラリー本隊のクラシックカーたちが続々と集結。乾いたエグゾーストノートを響かせながら走る姿や、ドライバーたちが和やかにランチを楽しむ姿など、イタリアらしいモータースポーツの熱気を肌で感じる贅沢なひと時だ。眼前に広がるマルサーラの美しい景色と、至高の名車たちのコラボレーションは、クルマ好きにとってまさに至福の光景なのだ。






【午後のひととき:天空の要塞都市「エリチェ」を観光】
マルサーラでの熱い興奮の余韻に浸りつつ、午後はタルガ・フローリオの行程から少しだけ外れて、中世の面影を色濃く残す標高約750メートルの天空の要塞都市「エリチェ(Erice)」へと足を伸ばす。
エリチェの魅力は何といってもその圧倒的なロケーションとタイムスリップしたかのような街並みが続く。



中世の石畳と迷宮のような街並み: 一歩足を踏み入れると、迷路のように入り組んだ石畳の小道が続き、重厚な石造りの教会や古い建物が当時のままの姿で迎えてくれるのだ。どこを切り取っても絵になる風景が広がっていた。
息を呑む絶景: 高台にある城壁やヴィーナス城の周辺からは、眼下に広がるトラーパニの海岸線や塩田、そして晴れた日には遠くエーガディ諸島まで見渡すことができ、そのパノラマビューは言葉を失うほどの美しさ。。。



伝統のスイーツ: 地元の名物である伝統菓子「マリア・グラマティコ(Maria Grammatico)」のパスティッチェリアに立ち寄り、名物のアーモンド菓子などを味わうのもエリチェならではの大きな楽しみでもある。
歴史のロマンと美しい景色、そして甘い香りに包まれながら、優雅な午後の散策を満喫した。
【パレルモへの帰路:高速道路でのドラマチックなチェイス】
エリチェでの素晴らしい滞在を終え、いよいよ旅の拠点であるパレルモ市内へと戻る。
帰路は高速道路を利用、ここで予想外のドラマが待っていたのである。なんと、午前中にマルサーラでその姿をウォッチしたばかりの「トリブート・フェラーリ」の隊列に、高速道路上で再び遭遇!
イタリアの高速道路を颯爽と、そして優雅に駆け抜けていくフェラーリの群れ。次々と追い抜いていく(あるいは追い抜かれる)その姿はまるで映画の一幕のようで、旅の終わりを惜しむかのように、最後までモータースポーツの本場・シチリアらしい強烈なインパクトを残してくれた。
エンジン音の余韻を胸に、夕暮れのパレルモ市内に無事到着。

